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子どもへの正しい叱り方

叱るときは何故を解決する

子供が悪い事をした時に親がしっかりと注意して叱っているつもりでも、子供にはうまく伝わっていないことがあります。
子供を叱る時には、ただ単純に大きな声を出して怒るだけでは伝わりません。
どうすれば上手に伝わってくれるのかを考えながら、叱る時には叱るといったメリハリを持つことが大切になるでしょう。

例えば悪い事をした時に突然大きな声を出して怒鳴るように怒っても子供はびっくりするだけです。
なぜ怒られているのかということは全くわからない状態になってしまいます。

そのため、叱る時には必ず子供がなぜ?という疑問を残さないように理由を付け加えながら注意をしていくように心がけましょう。
どうして叱られたのかということを子ども自身が理解してくれれば、同じことを繰り返すことや聞き分けがなくなってしまうことも減ります。
反対になぜ怒られているのかが分からないまま毎日のように怒られていても、何度でも繰り返してしまうことや、どんどんイタズラなどがひどくなってしまう事もあります。

そのときに叱ることが大切

子どもを叱るときにはその場で必ず叱るようにしてください。
時間が経ってからあの時はこうだったと叱っても子どもは覚えていないことが多くしっかりと理解してくれません。
いたずらをした時や、その他お友達にじわれをしてしまった時などその場で叱るようにすることが大切です。

時間が経ってから叱られると、意味がわからなくなってしまい、お友達と遊ぶことがいけないのかと思ったり、コミュニケーションをとっていく中で疑問が増えてしまうので、人間関係にも大きな影響を与えてしまうことになります。
子育てというのは簡単なものではなく、その都度親も頭を抱えながら頑張っていかなくてはなりませんが、くれぐれも親の気分次第で怒鳴ってしまうようなことは避けましょう。

人前では出来るだけ叱らないこと

子どもを叱る時に周りの環境にも配慮が必要です。
人前で子どもを叱ってしまうと、子供は人の目を気にしてしまうという気持ちが先立ってしまうため、叱られている内容をうまく理解することができないことがあります。
もちろんお友達に意地悪をしてしまったなどという場面では、その場で叱ることも大切ですが、やんわりと注意して、きつく怒らないようにしましょう。

かといって、自宅に帰るまで叱らず時間が経過してから叱るのは上記したように今伝わりにくいので、やはり叱り方に注意が必要となります。
人前で叱るときには大きな声を出さず、説得するようにゆっくり話してあげましょう。

突発的に叱られても子供は理解をせず、さらに周囲の視線などが気になってしまうのでヒステリーを起こすこともあります。
また、人前で怒らず自宅に帰ってから叱られてもわからないままになってしまうことだけじゃなく、人前ではいたずらをしても怒られないと言う認識をしてしまうため、外出先で次に言うことを聞かなくなってしまうこともあります。
言い聞かせるように叱りましょう。