うっかりやさんを治すには
幼稚園や保育園などから小学校に上がると、毎日が学校に持っていくものがどんどん増えていきます。
低学年のうちにも様々な物を持っていかなくてはなりませんが、高学年になればなるほど持ち物は増えていく一方。
そういった中でしっかり自分の持ち物を管理してくれると助かるのですが、うっかりさんの場合には、忘れ物が続いてしまう事もあります。
何度注意しても忘れ物を繰り返してしまいすが、こから注意を受けるというケースや、忘れものをしてしまったことで授業における作業ができなかったなどということもあるでしょう。
いくら本人に注意をしても忘れ物が治らず困っているときには、どうすればよいのでしょうか?
もちろん大切なものに関しては保護者の方が学校まで届けてあげるという努力も必要になるのですが、出来る限り本人が忘れ物をせず、学校に行かれるように体制を整えていかなくてはなりません。
中には体育が嫌いなのでわざと体操服を忘れていくという子どもたちもいますので、こういった部分も踏まえながら忘れ物を予防していくための方法を考えましょう。
毎日チェックシートを作り確認する
うっかりと忘れ物をしてしまう子どもの場合には、ランドセルの中をチェックしないことや持ち物が書いてあるお手紙などをチェックしないという傾向にあります。
そのため毎日チェックシートを作ってランドセルの中を確認したのか、数時間割に合わせて入れ替えたのかということを、必ず確認していきましょう。
また、この際チェックシートに明日の持ち物は?と一言付け加えておけば習字セットや絵の具セットなども翌日の持っていくことも授業に合わせながら思い出せるでしょう。
低学年のうちは持っていくのを忘れてしまうため学校に置きっぱなしの状態にしていても良いです。
必要に応じて宿題があるときなどは持ち帰るようにして、その他は学校に置いておく方が授業をしていく上で安心できるのではないでしょうか。
その他、集金や新たに持っていかなければならないものについては学校側からもお手紙が届きますので、保護者の方も一緒にランドセルの中をチェックして、できるだけ忘れ物がないように揃えていきましょう。
高学年は実際に困った経験をさせる
高学年になってからも同じように忘れ物を繰り返してしまう場合には、数回実際に困った経験をさせてみると良いです。
例えば習字の授業がある時に習字セット忘れてしまった時、親御さんが届けずに授業を受けさせてみましょう。
周りの子供たちが習字をしている間、自分は何もすることがなく、とても困ってしまいます。
このほか、調理実習などがあるときにも三角巾やマスがなければ実習に参加することができず困ることなってしまいます。
案外子供たちはプールの授業が好きで、水着も一生懸命に持っていくけど、前述の通り、体操服に関しては置いていってしまうことなどもあります。
また、上履きを履くことが嫌で忘れていってしまい、学校でスリッパを履いているなどというケースも見受けられます。
基本的には親御さんがチェックをするべきですが、高学年は自分でもしっかりと自覚させていくことを促しましょう。