子どもに食事マナーをしつけるには

子どもの食事マナー、いつから教える?

自宅にいる場合であっても、外出先であっても、食事マナーというのはとても大切なものです。
大人になってから食事マナーの悪い人は後ろ指を指されたり、お店側からも迷惑そうな顔をされたりすることがあります。
それだけ食事マナーというのは非常に大切なものですので、子供のうちからしっかりと覚えさせておく必要があるでしょう。

子供の時は自由にさせておいて、年齢とともに覚えさせようと思っていると手遅れになります。
小さな頃からの習慣こそがその後の食事マナーに繋がっていくということを忘れないでおきましょう。
食事のマナーに関して、いつから教えていけばよいのかということで悩んでしまう親御さんもたくさんいます。

しかしこのような部分については離乳食が始まる段階から思い出していかなくてはなりません。
8ヶ月9ヶ月の赤ちゃんは遊び食べが始まるので、この期間は仕方がありませんが、そうでない限りはしっかりとまず椅子に座らせて、いただきますの挨拶をしてから食べ始めるという習慣をつけていきましょう。

親が手本となり落ち着いて食べさせる

食事をするときにテレビを見ながらや、おもちゃを触って遊びながらというのは、もっとも望ましくないことだと言えます。
子どもは何でも大人の真似をするようになりますので、まずは親がしっかりとお手本を見せなければなりません。
まずは落ち着いた雰囲気の中で食事をすることを覚えさせましょう。

可能な限り食事の時間にはテレビを消すということが大切になります。
テレビを消してしまうと電車の音や車の音が気になってしまう場合には、小さなボリュームでテレビをつけておきましょう。
またこの際のテレビ番組に関しては子どもが落ち着くような番組が良いです。
出来れば子ども向けの番組を録画したものやDVD などをゆっくり見せてあげましょう。
そして大きな声で話をしたり歌を歌ったりするのではなく、おいしいねと言いながらゆっくり食べていくことが重要になります。

食事は落ち着いて食べるもの、そして美味しく食べるものと言う事を覚えてくれれば自然に子どもは礼儀正しく食べてくれるようになります。
様々なものが食べられることへの感謝の気持ちも、徐々に教えていくようにしましょう。

きちんと叱ることも必要

一生懸命に教えているつもりであっても子どもは遊びながら食べてしまうことや、食事の途中で集中力が散漫になってしまうこともあります。
例えばお皿をひっくり返してしまった時や、わがままをしてお皿を投げてしまった時などは、きちんと叱るようにしましょう。
もちろん大きな声で怒鳴るなどといった叱り方ではなく、1時的に食事を下げてしまうという方法やご飯がかわいそうだよ、と言い聞かせてあげる方法などでかまいません。

食べ終わるまでは大切に扱わなくてはいけないということも教えてあげましょう。
自分でスプーンやフォークなどを持つようになると集中して食べてくれるようになります。
ただし、このような食器類など持ったまま歩いてしまうような状況は避けていかなくてはなりません。
必ず食事が終わってからその場を離れるように教えていきましょう。

これから小学1年生になるお子さんに教えたい「3つの”あ”」

入学前に意識させよう

小さな子供が幼稚園そして保育園に通っているうちは、ある程度自由に過ごすことができて規律などは特に気にする必要がありません。
しかし小学校に入ると同じ集団生活でも様々な規律に基づいて生活を始めるようになっていきます。
その中である程度メリハリをつけた生活や、人間関係においてとても必要なことを小学校入学前に意識させておきましょう。

小学校に上がってからお友達との関係やその他自分自身で勉強は頑張っていくことなど、しっかりご本人が認識してくれるように事前に導いてあげる必要があります。
そこで大切になってくるのが3つの”あ”になります。
これは、あのつく言葉を三つ入学前のお子さんに覚えさせておくということになります。

言葉を覚えさせるだけではなく、当然ながらその意味、そして理由に関しても教えてあげるようにしましょう。
学校に入る前の段階でこれを理解してくれると、小学校での生活が安定したものになるため、様々なトラブルを防ぐことにつながっていきます。

小学生になる前にしっかり教えてあげること

上記の通り小学校に上がる前の段階でしっかりと3つの”あ”を教えてあげることが大切になります。
具体的にどんなことなのかを記していきます。

まず一つ目に関しては、安全ということです。
朝は登校班で学校に向かっていくケースがほとんどですが、エリアによっては登校班などがなく、お友達と一緒に学校まで歩いたり、1人で歩くこともあるでしょう。
帰り道に関しても同様です。
万が一怪しい人に声をかけられた時にはどうすればよいのか、信号はどのように渡るのかなどということを、予め話しておきましょう。

こういった部分で身の安全をしっかり守っていくことは、子ども自身が認識した上で気をつけていかなければならないことです。
毎日親が一緒にどこまでついていくわけにはいきませんので、ある程度の距離と身の安全を確認しながら登下校するということを理解してもらいましょう。

そして2つ目は挨拶になります。
この挨拶というのは社会へのパスポートとも言われており、どのような場面でも大切になります。
朝のおはようございますから始まり、夜眠るまでのおやすみなさいまで、様々な挨拶を一つ一つ覚えさせるようにしていきましょう。
もちろん、ごめんなさいいや、いただきますという言葉も挨拶の一つとして教える必要があります。

そして最後の3つ目は後始末になります。
遊んだおもちゃを片付けるだけではなく、日頃から使用しているもののお片付けや食事の後の片付けなど、こういった部分もできるように練習していきましょう。

人生にも大切な事ばかり

上記したように3つの”あ”というのは小学校での生活だけでなく、人生において非常に大切なものばかりとなっています。
特に人生の中でも基準とされる内容ですので、早い段階から覚えさせる方が良いでしょう。
事前にこの3つを守ることができれば、お子さん自身も様々なトラブルに巻き込まれることがなく規則正しい生活をしていくことができるでしょう。

子どものおねしょ対策どうすればいい?

おねしょは叱らない

子どもがおねしょをしてしまうというのは、ごく当たり前のことになります。
特にオムツが外れたばかりの小さな子さんがおねしょをしてしまうこともあるでしょう。
中には小学校に上がってからもおねしょをしてしまうというケースがあります。

このような場面で親御さんはどうしても突発的に起こってしまうことがありますが、万が一子どもがおねしょをしてしまった時には決して怒らず対処することが大切です。
怒ってしまうと寝る前に子どもが意識しすぎてしまうので、それが逆効果となってしまい長年にわたって続いてしまう事もあります。
また怒られるということを意識してしまい、夜中におねしょで目が覚めてもそのまま我慢して冷たいパジャマを着たまま朝まで過ごすなどというケースもあります。

そういった精神的な負担を抱いてしまうことがないように、叱らないようにしましょう。
まず、おねしょをしてしまった時には着替えが最優先となります。
すぐに新しいパジャマを出して着替えさせてあげましょう。
その後布団カバーなども変えた上で、綺麗になったから、これでゆっくり眠れるねと声をかけて落ち着かせてから寝かせてあげることが大切です。
どうしておねしょをしてしまったのかと子供に問いただしたところで、子どもにも理由など分かりません。

寝る前の水分を控えさせる

親御さんとして子どものおねしょを防ぐためにできることは、まず寝る前に水分を控えさせるということになります。
特に夏場などは暑いので寝る前にスイカを食べてしまうこともあるでしょう。
夕飯の後のデザートにスイカやアイスを食べて、その後夜中におねしょをしてしまう事が増えます。
それだけではなく寝る前に清涼飲料水などを飲んでしまうことも原因になるので、夕飯の後はできるだけ水分の摂取を控えて早い時間に眠ることができるように促してあげます。

またお布団に入る前の段階で必ずお手洗いに行かせることも習慣付けていきましょう。
しっかりと習慣づけていくことによって、体の中でもリズムが整い、おねしょをしてしまう回数も減っていきます。

夜中にお手洗いに起こしてあげる

おねしょをしてしまう子どもは、夜中お手洗いに行きたくて目が覚めても1人で行くのが怖くて行かれないというケースもあります。
特に近年では小さなうちから自分1人の部屋で寝るというお子さんも増えていますので、親御さんに声をかけることができず、我慢して眠っている間におねしょをしてしまうというケースになります。

そのため夜中にお手洗いに起こしてあげるというのも一つの方法。
ある程度の時間を決めて、一度起こしてあげると良いでしょう。
そうすることによってお手洗いを我慢ふる必要がなくなりますので、当然ながらおねしょをしてしまうことも減ります。
最初にもお話した通り、怒ってしまうと子供はどんどん意識をしてしまいますので、悪循環になります。
決して怒らないように、まずは保護者側がさまざまな対策を考えていきましょう。

子どもがよく「学校の忘れ物」をしてしまう…対処方法は?

うっかりやさんを治すには

幼稚園や保育園などから小学校に上がると、毎日が学校に持っていくものがどんどん増えていきます。
低学年のうちにも様々な物を持っていかなくてはなりませんが、高学年になればなるほど持ち物は増えていく一方。
そういった中でしっかり自分の持ち物を管理してくれると助かるのですが、うっかりさんの場合には、忘れ物が続いてしまう事もあります。

何度注意しても忘れ物を繰り返してしまいすが、こから注意を受けるというケースや、忘れものをしてしまったことで授業における作業ができなかったなどということもあるでしょう。
いくら本人に注意をしても忘れ物が治らず困っているときには、どうすればよいのでしょうか?
もちろん大切なものに関しては保護者の方が学校まで届けてあげるという努力も必要になるのですが、出来る限り本人が忘れ物をせず、学校に行かれるように体制を整えていかなくてはなりません。
中には体育が嫌いなのでわざと体操服を忘れていくという子どもたちもいますので、こういった部分も踏まえながら忘れ物を予防していくための方法を考えましょう。

毎日チェックシートを作り確認する

うっかりと忘れ物をしてしまう子どもの場合には、ランドセルの中をチェックしないことや持ち物が書いてあるお手紙などをチェックしないという傾向にあります。
そのため毎日チェックシートを作ってランドセルの中を確認したのか、数時間割に合わせて入れ替えたのかということを、必ず確認していきましょう。
また、この際チェックシートに明日の持ち物は?と一言付け加えておけば習字セットや絵の具セットなども翌日の持っていくことも授業に合わせながら思い出せるでしょう。

低学年のうちは持っていくのを忘れてしまうため学校に置きっぱなしの状態にしていても良いです。
必要に応じて宿題があるときなどは持ち帰るようにして、その他は学校に置いておく方が授業をしていく上で安心できるのではないでしょうか。
その他、集金や新たに持っていかなければならないものについては学校側からもお手紙が届きますので、保護者の方も一緒にランドセルの中をチェックして、できるだけ忘れ物がないように揃えていきましょう。

高学年は実際に困った経験をさせる

高学年になってからも同じように忘れ物を繰り返してしまう場合には、数回実際に困った経験をさせてみると良いです。
例えば習字の授業がある時に習字セット忘れてしまった時、親御さんが届けずに授業を受けさせてみましょう。
周りの子供たちが習字をしている間、自分は何もすることがなく、とても困ってしまいます。
このほか、調理実習などがあるときにも三角巾やマスがなければ実習に参加することができず困ることなってしまいます。

案外子供たちはプールの授業が好きで、水着も一生懸命に持っていくけど、前述の通り、体操服に関しては置いていってしまうことなどもあります。
また、上履きを履くことが嫌で忘れていってしまい、学校でスリッパを履いているなどというケースも見受けられます。
基本的には親御さんがチェックをするべきですが、高学年は自分でもしっかりと自覚させていくことを促しましょう。