「それはダメ!」と注意したのに子どもが言うことをきかない理由とは

言うことを聞かないときは興味が強い

様々ないたずらをしてしまったり、その他にも親の話を聞いてくれない子供に手を焼いてしまうことはたくさんあります。
しかし聞き分けが良くないからといってガミガミと叱ったり怒鳴ったりするそとは避けましょう。
子供が言うことをどうしても聞かないという時には、必ず何かしらの理由があります。

その際の理由についてはその場での状況などによっても変わってくるのですが、多くの場合で子供の興味が非常に強く、親が注意を促していてもそれ以上に興味をそそられるものが対象になっているというケースがあります。
例えば初めて見たおもちゃに対して強い興味を示していると、親が終わりにしなさいと注意をしても、もっと遊びたいという気持ちから言うことを聞いてくれません。
このような状況になってしまった時には無理に引き離すのではなく、きちんとやるべきことをやった後でもう一度遊ぼうねと言い聞かせるようにしましょう。

または、子供がおもちゃに興味を示し夢中になって遊んでいるようであれば、そのおもちゃを使って先にご飯を食べておいでと声をかけたり、お風呂に入っておいでと声をかけたりすることも大切です。
そういった注意の仕方によって子供は徐々に言うことを聞いてくれるようになるでしょう。

親が何でも手出しをすると子どもは覚えてしまう

例えば片付けをしてくれない子供に対し注意をする時に、どうしてこんなに散らかすの、の叱りながら親が常に片付けてしまうと、子供はそれを覚えてしまいます。
食事をする時でも子供が遊んでいる時に親が食事を近くまで運んで揚げて食べさせるという状況になると、これも覚えてしまうでしょう。
ですから親が何でもかんでも出しをするのではなく、しっかりと注意をしながら子供に自ら行動を取らせるようにしてください。

子供は楽なことを覚えれば、それ以上自分が大変だと思う事はしなくなります。
お片づけに関してもお片づけをすることは楽しいことだと覚えさせましょう。
片付けをしてあげると、おもちゃが喜んでくれるという方向で伝えていくと、毎回上手にお片づけをするようになっています。

子供のお片付けなどを手伝ってあげるのと、親が完全に手出しをしてしまい子供にやらせないのでは大きな違いがあるので、手伝ってあげながら子供にも一緒にやらせるようにしていきましょう。
子供は大人と一緒に何かをすることはとても楽しんでくれるので、これを上手に活用していくと良いです。

叱っていることが伝わっていない

注意しているのにもかかわらず、言うことを聞いてくれないときには叱っていると言うことがきちんと伝わっていないケースもあります。
親の中では真剣に叱っているつもりでも、子供に伝わっていなければ意味がありません。
そのためにもメリハリをつけることが大切なのです。

言葉だけで注意をしていても親の真剣さが伝わらなければ、子供は態度を改めるようなことはありません。
また、本当に親が困っていることや怒っているという気持ちが伝わらないので、いつまでも同じことの繰り返しになります。
このような状況を避けるためにもしっかりと怒っているというアピールをしながら、きちんとできなければママやパパも困ってしまうということを、上手に伝えていきましょう。

甘やかさない!子どものわがままへの対応法

0歳からしつけをする

子供のわがままに悩んでしまう親御さんは、とてもたくさんいます。
ママもせず大人になるまで育ったというお子さんは非常に少ないのではないでしょうか。
子供のわがままといっても多種多様ですので、本当に手を焼いてしまうというケースがら一時的なわがままだけでその後は特に困ることもなかったというケースまであります。

早いうちからしっかりとしつけをしておかなければ、わがままの度合いはどんどんひどくなる一方ですので、タイミングを逃さないように小さな内からでも行ってきましょう。
本格的な躾そのものはしっかりと言葉が通じるようになってからで構いませんが、そうなる前の段階で0歳の時から最低限の躾をしておくことは大切です。
0歳児であってもいけないことを注意されるとしっかり理解してくれますので、優しく叱りながら注意を促してあげましょう。

2歳児のわがままは理由を聞いてあげると良い

0歳、一歳の頃はあまり色々ないたずらやわがままをすることはありませんが、2歳になると途端にわがままをするようになります。
パパやママが何を言っても嫌だと言っていることを聞かなくなってしまったりするのも、自我が目覚めたからだと理解しましょう。
いうことを聞いてくれないと、ついイライラしてしまい怒ってしまうこともありますが、ここはぐっと我慢。
なぜワガママをしているのかということをしっかり把握してあげることによって、子供は自分の意見を聞いてくれたということがわかるため、それ以上のワガママは言わなくなります。

2歳になった子供はいろいろなことに興味を持ち自分の意見も持つようになってきます。
それを上手に伝える手段がないため、どうしてもワガママと言う形になってしまいます。
我が子だけがワガママだと悩んでしまうのではなく、何がしたいのかということを聞いてあげるようにしましょう。
子供の欲求をしっかり親が聞いてあげるだけでも、わがままの度合いというのは軽減されていくものです。

親が態度にメリハリを付けることが大切

前述の通り小さなうちからしっかりとワガママに対するしつけを行っていく事は大切ですが、常に大きな声を出して怒っていたら子供はどうして怒られているかが分からなくなってしまいます。
また叱られることに対しても慣れてしまいますので、しっかりとメリハリをつける態度を示しましょう。
いけないことを注意する時には真剣な眼差しで叱ってあげます。
そして良いことをした時や言う事を聞いた時には笑顔でたくさん褒めてあげましょう。

このようにしっかりとメリハリをつけた対応をすることによって、子供も良いこと悪いことの区別をしていくようになります。
時には大人の顔色を伺いながら、わざといたずらをして困らせるようなこともあるでしょう。
しかしそれは子供が大人の反応を確かめているわけですから、非常に良いことだと捉えるべきです。
これをしたら怒られるということを再確認するためにワガママをしてしまうこともあるので、我が子が成長しているということを喜びましょう。

子ども連れで外食する時に気をつけること

ウロウロさせないのが鉄則

ある程度は離乳食などが進んでくると、お子さんを連れた状態で外食するという家庭も多くなりました。
まだ歩けない子供を連れて外食をするのはとても大変です。
また子供が歩けるようになると、外食をした際店内をうろついてしまうことや落ち着いて席に座れず騒いでしまうことなどがあるでしょう。

子供を連れて外食をする時には、こういった部分をしっかりと親御さんが見張っていなければなりません。
どこにいてもおとなしく食事をすることができるように、自宅でもしつけを行っていきましょう。

まず第1に外食をする際、店内でウロウロしてしまうというのは、他のお客さんにも迷惑になります。
またお店からも非常に嫌がられる事ですので、家族全員の食事が終わるまでしっかりと席に座っていられるように教えていきましょう。
初めての外食は特に興奮してしまうこともありますが、周りの環境に合わせながら、皆座ってご飯を食べているね。
と声をかけて、ウロウロさせないように気をつけましょう。

喫煙できるお店には連れて行かないこと

子供がいる状態で外食をするのであれば、タバコが吸えるお店は避けた方が良いでしょう。
近年では分煙になっているお店も増えてきましたが、たとえ分煙であってもタバコの煙というのは店内に充満してしまうものです。

また臭いが気になってしまうこともありますので、しっかりとキレイになっているお店を選んでください。
特に居酒屋などの場合には分煙もされておらず自由にタバコが吸えるような環境になっていることもあります。

タバコの煙の中で食事をするというのはお料理の味もまずく感じてしまうし、もちろん子供の体にも良い影響は与えません。
必ず出かける前に禁煙になっているお店かどうかを確認した上で足を運んでください。
喫煙が可能なお店に足を運び、子供がいるので、タバコを我慢してくださいなどと他のお客様にいるわけではありません。
それはあくまでも自分たちのワガママになってしまいますので、予めタバコが吸えないお店を選ぶというのが鉄則になるでしょう。

遊ぶスペースがあるときは目を離さない

近年では、お子様が遊べるスペースを設けているお店も増えてきました。
そのため、食事がテーブルに運ばれてくるまでの間や、ある程度食べ終わった後には子供がこのようなスペースで遊べるようになっています。
こういったスペースを利用する場合には、絶対に目を離さないようにしてください。
少しでも目を離した隙に他の場所に飛び出してしまうことや、一緒に遊んでいるお友達に意地悪をしてしまうこともあります。

また食事を食べた後ですので気分が悪くなり吐いてしまうようなことも考えられるでしょう。
様々なトラブル等を避けていくためにも、目を離さず遊ばせてあげるようにしましょう。
食事が運ばれてくる前に遊ばせてしまうと、その場から離れなくなることが多いので、できれば食べ終わってから遊ばせてあげる方が良いです。

幼児の食べムラをなくすには環境を整えることが重要!

集中力の散漫が原因

小さな子供の場合には好き嫌いではなく、食べムラが起きてしまうこともあります。
この食べムラというのは、昨日はとてもたくさん食べたのに今日はほとんど食事を食べてくれないといった状況になります。
また1日の中でも朝昼晩と3回の食事の中で、このような食べムラが起きてしまうこともあるでしょう。

例えばおやつを食べ過ぎてしまった場合や、朝ごはんは食べ過ぎてしまい、お昼ご飯を食べてくれなかったというケースであればさほど心配する必要はありません。
しっかりとお腹がすいていない状態で次の食事が入らないという状況でしょう。

そのような理由もなく食べムラが生じてしまう場合には集中力が散漫になっていることが考えられます。
気を引くようなテレビ番組が流れていたり、遊びたくて仕方がない、おもちゃが近くにあったりすると、こういった食べムラが起きてしまいます。
これを防ぐためにも食事の時間はしっかりと集中できるように静かな環境を心がけていきましょう。

バランスを考えた離乳食を取り入れる

まず第1に、同じようなものばかりを食べていると子供は飽きてしまいます。
食感が同じ物や味付が同じものだと飽きてしまい食べムラが起きるので、バランスよく離乳食を作っていくようにしてください。
近年では市販されているものもバリエーションが豊富になっていますが、やはり似たり寄ったりの味付けのものが多いです。

忙しい時には市販品を使うのも仕方がありませんが、一手間工夫して味に違いが出るようにしましょう。
離乳食のアレンジレシピで検索すると、様々なメニューが確認できます。
同じ素材であっても味つけを変えてあげることで、食べムラを減らすことができます。
特におかゆの場合には味が付いていないので多くのお子さんが嫌がることもありますが、乳児用のふりかけや調味料を使ってその都度味つけを変えながら、うまく食べさせましょう。

外食を控えて大人が美味しく食べる

外食をすることの多いご家庭は子供の注意を惹かれるものが沢山ありますので、どうしても集中力が散漫になってしまいます。
またそういった状況の中、家庭で食事をする際には注意を引くものがなく、集中することができないので反対にウロウロも立ち歩いてしまったりすることもあるでしょう。
しっかり食事をすることによって、そのあとは自由に遊べるということを教えたりすることも重要になってきます。

できるだけ外食を控えて、自宅で食事をとるように心がけていきましょう。
外食ばかりが続いてしまうと味付けに関しても、外での食事に慣れてしまうため、自宅で作ったものは嫌がって食べなくなることがあります。
こういった部分も食べムラにつながってしまいますので、最低限の外食に止めましょう。
離乳食が完了するまではできるだけ外食をせずご家庭で食事をさせた方が良いです。
また、外食をする場合であっても、お子様用の食事は持ち歩き、例えばファミリーレストランなどで提供されるメニューは食べさせないようにしましょう。